Beranda / 恋愛 / 『願わくば……』 / 第27話 ◇うれしい再会

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第27話 ◇うれしい再会

Penulis: 設樂理沙
last update Tanggal publikasi: 2025-04-11 01:39:31

27.

 仕事の合間にコウの様子を見られるのも至福のひと時だ。

 コウが赤ちゃんの時からイクメンして子育てならぬ

仔猫育てをしているニャン子たちが数匹いて、そのコたちが

いつも身体の不自由なコウの側で見守ってる。

 その様子に心癒される。

 誰かが言ってた。

 動物はしゃべらないからいいんだって。

 そうかもしれない。

 だけど時々、コウと話せたらどんなにいいだろうって思うこともある。

 コウが葵のこと好きって言ってくれたら、どんなにうれしいだろう。

 一生無理だけど。

 けど、聞いてみたい。

 そんな私はたぶん病気だなっ!

 そんなこんなで生活に余裕ができた頃キャンプ場のオーナー、

沙織さんとご主人に連れられてお酒を飲みに出掛けた。

 そこで予想もしてなかった人との再会があった。

 お互いが思ったことと思うけど……。

 「「なんで、ここにいるんですか?」」

 だってお互いに関西の神戸に住んでいたはずだから。

 その人物は長男が小学生の時の同級生の父親で、モチロン息子たちも

よく診てもらってた地元の小児科医の西島薫先生だった。

 もう長男も。彼此(かれこれ)27才になっていて最後に西
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